明治安田生命 一般職を廃止、地域型総合職に

SankeiBiz 2014.8.8

 明治安田生命保険は2017年4月までに一般職を廃止し、転勤のない地域限定の総合職とし登用する。一般職は主に女性で約3100人おり、事務全般に従事してきたが、職務の幅を広げ、賃金や昇格などの処遇体系も地域型の総合職に一本化する。同社は課長職以上の管理職に占める女性の比率を現在の8.6%から17年に2割、20年に3割に引き上げる計画だ。

 現行の一般職は事務専門で課長職までしか昇格できなかったが、今後は地域型の総合職として企画や営業など幅広く担当し、部長や支社長といった管理職まで昇格できるようになる。賃金も転勤のある総合職と転勤分の加算の差だけに縮まる。

 女性管理職も計画的に育成。今年から中堅社員から500人、若手から350人の候補者を選び、研修などを行う。約2600人の契約社員のうち雇用期間が3年目に入れば、希望者は60歳まで働ける無期雇用に切り替える仕組みを15年4月に導入する。

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