厚労相「ベンチャー企業投資も検討」 年金積立金の運用

朝日デジタル 2014年9月4日

写真・図版:インタビューに応じる塩崎厚労相=厚労省(省略)

 公的年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)について、塩崎恭久厚生労働相は4日、ベンチャー企業を新たな投資先として検討する考えを示した。報道各社のインタビューや会見で明らかにした。

 GPIFは約130兆円の積立金を運用する世界最大級の機関投資家。いまは値動きが少ない国債を中心に運用しており、ハイリスク・ハイリターンとされるベンチャー企業は対象にしていない。

 GPIFは、この秋にも運用方針を見直し、国内株式の比率を高める見通しだ。塩崎氏は様々な資産に分散投資することでリスクが抑えられると強調。「既成概念で、ベンチャーは危ないという単純なことでやっているプロは世界にはいない」と述べた。

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