「勤めたらブラック企業」半数は相談せず 連合が調査

朝日デジタル 2014年11月29日

 自分の勤め先が「ブラック企業」だと思いながら、誰にも相談しないでいる人が全体の半数近くにのぼる――。労働組合の中央組織・連合が、こんな調査結果をまとめた。

 11月1〜6日、20〜59歳の働く男女3千人を対象にインターネットで調べた。勤め先がいわゆるブラック企業と思うか、との問いに「思う」「どちらかといえばそう思う」は20代が32・7%で最も高く、30代も30・5%と3割を超えた。40代は25・9%、50代は18・6%だった。

 そう考える理由を複数回答であげてもらうと、「長時間労働が当たり前」(52・2%)が最も多く、「仕事に見合わない低賃金」(46・3%)、「有給休暇がとれない」(37・4%)と続いた。

 誰かに相談したことがあるか、との問いには「相談したことがない」が46・8%を占めた。相談相手は「家族」「友人」がそれぞれ3割を超える一方、「勤務先の労働組合」は0・9%だった。連合は平日午前9時から午後5時までフリーダイヤル(0120・154・052)で労働相談を受けている。(佐藤秀男)

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