http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150526/mca1505260500006-n1.htm
SankeiBiz2015.5.26
管理職ではない正社員のうち管理職(課長以上)になりたいと考えている人の割合は男性では43%なのに対し、女性は12.9%にとどまることが三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査で分かった。管理職を望まない女性は多くが家庭との両立の難しさを理由に挙げている。
政府が掲げる「2020年までに指導的地位に占める女性の割合30%」の目標実現には仕事と生活の調和の実現が不可欠といえそうだ。
非管理職に目指す役職を尋ねたところ、女性の71%が「今の役職のままでよい」と回答。「課長相当」は7.6%、「部長相当」2.7%、「役員以上」2.5%にとどまった。一方、男性は「今のまま」が45.2%。「課長」16.1%、「部長」15.9%、「役員以上」10.9%だった。
25〜34歳の非管理職では、課長以上を目指すとした男性は、54.6%だったのに対し女性は11.8%にとどまり、若い年齢層ほど男女差が大きい。
管理職を目指さない理由を複数回答で聞いたところ、男女ともに「ストレスが増える」(男性49.3%、女性47.2%)が最多。「責任が増える」「自分に向いていない」が続いた。女性は「家庭(プライベート)との両立が難しい」を挙げた人も、27.1%に上った。
調査は昨年11月、正社員の男女3000人(25〜54歳)を対象にインターネットで実施した。