離職率: 新卒後3年以内…短大41.5%高卒40.0%

http://mainichi.jp/select/news/20151031k0000m040145000c.html
毎日新聞 2015年10月30日

  
 厚生労働省は30日、2012年3月に高校や大学などを卒業、就職した若年者の離職状況を公表した。新卒後3年以内の離職率は大学卒が32.3%で、前年比0.1ポイント減。これに対し、短大卒などが41.5%(同0.3ポイント増)、高校卒40.0%(同0.4ポイント増)、中学卒65.3%(同0.5ポイント増)だった。

 高卒の離職率が40%の大台に乗ったのは07年3月の40.4%以来。背景には、求人倍率の改善など雇用環境が良くなっていることがあると見られる。業種別では、全体として宿泊業・飲食業、生活関連サービス・娯楽業、教育・学習支援業で離職率が高かった。厚労省の若年者雇用対策室は「就職環境が厳しく希望の職に就けなかった若者が、別の仕事に移る動きがあるのではないか」と分析する。【東海林智】

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