SankeiBiz 2016.3.28
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160328/mca1603281741005-n1.htm
経済同友会は、大学生の就職活動で、学部卒業後5年以内の既卒者も、新卒採用の対象に含めて対応する「新卒・既卒ワンプール」制の導入・定着を提言した。政府や企業、大学などに呼びかけていく。
現在、就職・採用活動では、就職する年の春に学部を卒業する学生や、修了する大学院生だけが対象。これの制限をなくすことだけでワンプール制にすることができるという。学部卒業後に、海外留学した学生や、就職した会社を2〜3年で辞めた人らも新卒採用の対象とする。
ここ数年、大学新卒者の3割が3年以内に離職するなど、ミスマッチが問題となっている。ワンプール制とすることで、学生にとっての一度きりの就職活動ではなくなり、再チャレンジも可能になる。
同友会では、就職活動は主流の新卒一括採用から、通年採用への移行を提案しているが、今回はそれに向けた中間的な措置として、提案した。