毎日jp 2016年11月9日
http://mainichi.jp/articles/20161109/ddf/041/040/004000c
「全国過労死を考える家族の会」と「過労死弁護団全国連絡会議」は9日、過労死や過労自殺に関する労災認定基準の改善や、過労で亡くなり労災申請をしたのにまだ認定されていないケースの早期労災認定を求める要請書を厚生労働省に提出した。
厚労省を訪れた家族の会の寺西笑子代表は「認定基準が合わず、救済されるべき人が、なかなか救済されない現状がある。申し入れを受け止め、認定基準の改善に結びつけてほしい」と訴え、担当者に書面を手渡した。1989年以来、毎年同様の要請をしている。要請書は、過労死や過労自殺を防ぐため、労災認定を受けた労働者が働いていた企業名を公表するよう求めた。