朝日DIGITAL 2017年4月22日
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関西や東京でラーメン店など41店舗を展開する「熊五郎」(大阪市北区)が店長ら4人に違法な長時間労働をさせていたとして、大阪労働局天満労働基準監督署は20日、同社と専務取締役の男性(38)を労働基準法違反の疑いで大阪地検に書類送検した、と発表した。「業界では長時間労働は当たり前だった」と容疑を認めているという。
同署によると、同社は昨年4月3日から同30日まで、時間外労働や休日労働に関する協定を結ばずに、20〜30代の男性店長ら4人に最長で月約200時間の残業をさせた疑いがある。
ほかにも同期間に最長約230時間の残業をしていた社員もいたという。また、過去2年分の未払い残業代が約1億8千万円あり、今年3月までに社員約110人に支払われたという。熊五郎はグループ会社も含めて約600人の社員がいる。