総務省は8日、岩手、宮城、福島3県について、東日本大震災による仕事への影響に関する調査結果を公表した。3県で震災発生時に仕事に就いていたのは259万4000人で、建物の倒壊など震災の直接的な被害により失業した人は8万1400人だった。このうち、昨年10月1日の調査時点で約4割の3万3600人が再就職していなかった。
調査は3県内に住む15歳以上の約6万人を対象に実施し、全体の状況を推計した。
失業者8万1400人を県別にみると、岩手1万3700人、宮城3万9100人、福島2万8500人。休職した人も、岩手11万6900人、宮城25万9700人、福島26万1900人の計63万8500人に上った。