総務省は14日、1〜3月の労働力調査で、非正規の職員・従業員のうち、男性では「正規の職員・従業員の仕事がないから」という理由で非正規雇用の労働を選んだ人が最も多く、31・1%に上ったとする結果を発表した。
同省は非正規雇用の労働者の増加要因を分析するため、非正規雇用への就業理由を尋ねる調査項目を1月から新たに加えた。
女性では「家計の補助・学費等を得たいから」という理由が27・0%で最多。同省は「男性は正規雇用を求める割合が女性に比べて高いが、企業側の求人が少なく、非正規雇用を選ばざるを得ない状況を表しているのでは」と分析している。