就活、学業配慮を明記 経団連、1300社に順守求める

http://www.asahi.com/articles/ASHD74K82HD7UTFK007.html
朝日デジタル 2015年12月8日

 
 経団連は7日、来年の就職活動の日程を定めた新たな「指針」などを公表した。面接など選考活動の開始時期を従来の8月から6月に前倒しするほか、会員企業に対し、留学経験者を含む学生の学業に配慮を求める規定を新たに盛り込んだ。

 指針は短大や高等専門学校、大学、大学院修士課程の卒業・修了予定者が対象で、会員約1300社に順守を求める。6月1日に解禁する選考を「一定の基準に照らして学生を選抜することを目的とした活動」と定義した。

 選考日程は、学生に余裕をもって通知することや、授業に影響しない土日祝日の活用を求める。そのほか、学生に提出させる成績証明書の有効活用も促す。

 指針の順守に向け、会社説明会が解禁される3月1日以前にインターンシップを実施する場合は、5日間以上行うなど、選考活動と明確に区分するよう改めて求めた。政府は全ての企業が新ルールを順守するよう、経団連以外の経済団体にも文書で周知する。

ログイン前の続き■経団連の採用指針などの主な改正ポイント

・選考活動は6月1日以降(従来は8月1日)

・留学経験者に配慮(採用機会の周知など)

・秋季採用、通年採用などの実施に努める

・面接や試験の事前連絡は余裕をもって行う

・土日祝日、夕方以降の時間帯も活用

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