「実効性ある働き方改革を」まつりさんの母、首相に訴え

朝日DIGITAL  2017年2月21日 http://www.asahi.com/articles/ASK2P4SM0K2PUTFK00H.html

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安倍晋三首相との面会後、記者の質問に答える高橋まつりさんの母親の幸美さん=21日午後2時15分、首相官邸、岩下毅撮影(省略)
 
 広告大手、電通の新入社員で過労自殺した高橋まつりさん(当時24)の母、幸美さん(54)が21日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相に実効性のある働き方改革の実現を訴えた。幸美さんが官邸で首相に直接会って思いをぶつけたのは初めて。

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 政府は、首相が議長を務める「働き方改革実現会議」で残業の上限規制をめぐる議論を進めている。

 幸美さんと首相は35分ほど面会。同席した内閣府幹部によると、幸美さんが「ぜひ実効性があるようなものにしてもらいたい」と訴えると、首相は「何としてでもやりたい」と応じた。幸美さんがまつりさんのアルバムを見せながら思い出を語り、首相が涙ぐむ場面もあったという。

 ログイン前の続きまつりさんの命日にあたる昨年12月25日、首相が「娘さんの死を絶対に無駄にしないように、この働き方改革を完遂したい」という趣旨の手紙と花を贈っていたといい、幸美さんは面会後、記者団に「お礼を申し上げました」と述べた。

 まつりさんは長時間の過重労働が原因で自殺し、労災認定された。昨年12月には、法人としての電通と、幹部らが労働基準法違反容疑で書類送検され、社長が引責辞任している。

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