□仙台けやきユニオン
□仙台POSSE(NPO法人POSSE仙台支部)活動報告
5月1日(水)・4日(土)、「大人食堂」を開催します!(無料相談会同時開催)
イベント宣伝
2019.04.27
超大型GWに「大人食堂」を開催します!
今年のGWは、最長10日間の超大型連休です。時給・日給で働いている非正規雇用労働者は、収入が減少し生活が苦しくなるリスクが高まります。一方で、「稼ぎ時」のサービス業では、連日の長時間労働や休みのないシフトなどの労働問題が生じやすくなります。
そこで、このGWの時期に合わせて、ネットカフェ生活者をはじめとした労働者の人たちに無料で食事を提供する「大人食堂」を開催いたします。「大人食堂」では、食事の提供とともに、弁護士や労働組合相談員による労働・生活・住居の無料相談会を実施します。
参加費は無料です。「生活が苦しい」「賃金が支払われずに困っている」という相談がある方や、「今日の食事をどうしよう」と考えている方は、ぜひお気軽にお越しください!
※河北新報に大人食堂の記事が掲載されました! <大型連休>仙台市が困窮者支援
目次
「大人食堂」概要
イベント内容
・提供する食事
・無料相談会
「大人食堂」概要
日時:2019年5月1日(水)18時〜20時、4日(土)17時〜19時
場所:エル・パーク仙台5階 創作アトリエ(無料相談は別室で対応します)
対象:18歳〜65歳の労働者及び失業者とその家族
参加費:無料(食事代、相談料どちらも)
イベント内容
・提供する食事
ご飯、味噌汁、主菜、副菜(定食スタイル)
※来場者には、カップラーメン等非常食の提供もあります。
※来場者には、簡単なアンケートもお願いします。
・無料相談会
弁護士や労働組合、NPOの専門スタッフが無料で相談に応じます。生活が苦しい、賃金が支払われずに困っているなど、お困りのことをぜひお気軽にご相談ください。
※秘密厳守です。個別相談スペースを用意しています。
主催: NPO法人POSSE仙台支部
仙台けやきユニオン
**********************************
当ユニオンへのご相談やお問い合わせは、下記の連絡先までどうぞ
TEL:022-796-3894(平日17時〜21時 土日祝13時〜17時 水曜日定休)
MAIL:sendai@sougou-u.jp
twitter:@sendaikeyaki_u
facebook:@sendaikeyakiunion
【関連記事】
□河北新報 <大型連休>仙台市が困窮者支援
◎夕食提供「大人食堂」
大型連休中に日当が途絶えがちになる非正規就業者を支援しようと、雇用問題に取り組むNPO法人POSSE(ポッセ)仙台支部などは5月1、4の両日、夕食の提供や生活相談に無料で応じる「大人食堂」を仙台市青葉区のエル・パーク仙台で初めて開く。
会場で定食を用意するほか、生活困窮者向けにカップラーメンなど数日分の非常食を用意。相談窓口を設け、弁護士や専門スタッフらが賃金不払いなどの相談に個別に応じる。
同支部の森進生代表は「全国で子ども食堂が盛り上がる一方、働いているのに困窮する大人への支援は十分ではない。今回の取り組みを通じ、何かしらの改善につなげたい」と話す。
1日午後6〜8時、4日午後5〜7時。連絡先は共催の仙台けやきユニオン022(796)3894。電話対応時間は平日午後5〜9時、土日午後1〜5時。水曜は休み。
◎DV対応 臨時窓口
生活困窮者の自立支援に取り組む一般社団法人パーソナルサポートセンター(仙台市青葉区)は、27日〜5月6日の大型連休期間中、暴力被害など緊急性の高い問題に対応する臨時相談窓口を開設する。
大型連休中に行政機関の相談窓口が閉まるため、県内全域から相談を受け付ける。ドメスティックバイオレンス(DV)の被害や路上生活者などの相談に優先的に応じる。
センターが通常行っている失業や引きこもりなどに伴う就業支援は、5月7日から再開する。
相談窓口は午前9時〜午後6時、仙台市青葉区二日町にあるセンター事務所に開設する。窓口を訪れる場合は事前の電話連絡が必要で、午後5時まで受け付ける。連絡先は022(395)8865。
関連ページ:宮城政治・行政
2019年04月25日木曜日
□【仙台発】ついに「大人食堂」 食べられなくなった非正規労働者
記事 田中龍作2019年05月01日 22:50
「反貧困みやぎネットワーク」の学生ボランティアたちが料理を作った。=1日夕、仙台市 撮影:田中龍作=
子供が満足に食べられなくなったのは、大人が食べて行けなくなったからだった―
仙台市のユニオンとNPO法人が、今夕、生活に困窮する非正規労働者や失業者たちに無料で食事を提供した。「大人食堂」である。(主催:仙台けやきユニオン/ NPO法人POSSE)
メニューは「チキンもも肉のトマト煮」「もやしのナムル」にご飯と味噌汁。カップラーメンなども提供された。
非正規労働者は2,100万人(総務省2018年調べ)。彼らの平均年収は178万円(国税庁2016年調べ)だ。月収にして15万円未満である。家賃と光熱費を払えば、手元に残るのは良くて5万円位だろう。これでどうやって食べて行けというのか。
主催者によると、これまでの労働相談はパワハラや賃金未払いが中心だった。だが最近は「家賃が払えない」「1日2食しか食べられない」といった生活相談が増えてきた。伝統的な労働相談ではなくなったのだ。
大人食堂の他、弁護士やユニオンによる労働相談も開かれた。=1日夕、仙台市 撮影:田中龍作=
主催者は「労働相談と生活相談をセットにしなければならなくなった」と厳しい表情で語った。仕事と住まいと食は三位一体なのである。
3ヵ月ごとに契約更新される非正規労働者の女性(40代)は、「こんなにたくさん食べられるとは思っていなかった。満足」と頬をゆるめた。
田中が知る派遣労働者は100円ショップのおにぎりが、50円になる夕方まで待ち、飢えを凌ぐ。
全国各地に「子ども食堂」ができたように「大人食堂」が各地に登場するのは間違いない。
勤め帰りに立ち寄ったという非正規労働者は、湯気の立つ料理を頬張っていた。=1日夕、仙台市 撮影:田中龍作=
〜終わり〜