違法な長時間労働、アニメ制作会社「マッドハウス」に是正勧告 (5/18)

 違法な長時間労働、アニメ制作会社「マッドハウス」に是正勧告

 2019年05月20日 07時04分 公開
 
 アニメ制作会社「マッドハウス」(東京都中野区)が社員に違法な長時間労働をさせたなどとして、新宿労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが17日、分かった。勧告は4月17日付。
 
photo 駅前を行き交う会社員(イメージ)
 
 同社は日本テレビの子会社で、テレビアニメ「ちはやふる」や映画「サマーウォーズ」などの人気作品を制作。関係者によると、「制作進行」担当の男性社員に労使協定で定めた月60時間の上限を超え、少なくとも100時間の時間外労働をさせたほか、残業代の未払いがあったという。
 
 男性社員は最大で月の労働時間が393時間、37日間の連続勤務など違法な長時間労働の結果、過労で帰宅途中に倒れ、救急搬送されたと主張。会社側に改善を求めている。
 
 マッドハウスは「労基署の指摘に従い、適正に対処していく」とコメントしている。
 
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