過重労働解消へ重点監督や相談 11月、キャンペーン
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/191001/20191001035.html
大阪日日新聞 2019年10月1日
大阪労働局は30日、11月の「過労死等防止啓発月間」に合わせ、過重労働解消キャンペーンを展開すると発表した。違法な長時間労働などが疑われる事業所への重点監督を実施するほか、10月27日には無料電話相談を行う。
厚生労働省は、過労死等防止対策推進法に基づいて同月間を設定しており、全国各地で取り組みを展開する。
同局はキャンペーンに先立ち、労使団体に長時間労働削減に向けた取り組みについて啓発し、協力を要請。11月には、これまでに長時間労働による過労死で労災請求が行われた事業所や、若者の離職率が極端に高く、職場環境の課題が疑われる企業などを対象に重点監督を実施する。
過労死防止対策について啓発するため、学識者や弁護士を招いたシンポジウム(27日)を、大阪市北区のグランフロント大阪で開催する。
10月27日の無料電話相談は午前9時から午後5時までで、過重労働をはじめとした労働条件全般に関する相談をフリーダイヤル0120(794)713で受け付ける。
井上真局長は定例会見で「取り組みを通じて過重労働をなくしていく」と意欲を示した。