市役所が完全フレックス制導入 「全国初」大阪 寝屋川
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NHK News 2019年10月2日 11時58分働き方改革
大阪・寝屋川市は、「この時間帯は必ず働かないといけない」という「コアタイム」を設けず、職員が働きたい時間を自由に選んで働ける、「完全フレックスタイム制」を今月からスタートさせました。市によりますと、こうした制度の導入は全国の自治体で初めてだということです。
大阪・寝屋川市の「完全フレックスタイム制」は、子育てや介護などそれぞれの事情に対応しようというもので、職員が午前8時から午後8時までの間で、働きたい時間を事前に申請し、上司が認めれば、希望どおり働くことができます。
対象はおよそ1200人の常勤の職員全員で、窓口の業務などに支障が出ないよう管理職が調整しますが、月々の総労働時間を満たせば、例えば週4日は長く働く代わりに、3連休の取得が可能になるなど、メリハリのある働き方ができるということです。
寝屋川市によりますと、「この時間帯は必ず働かないといけない」という、「コアタイム」を無くした働き方は、全国の自治体で初めてだということです。
女性職員の1人は、「勤務時間を長くした分、平日に休みを取り、子どもと過ごす時間などに充てたい」と話していました。
新しい働き方の導入について広瀬慶輔市長は、「柔軟な働き方によって柔軟な市民サービスが生まれると考えた。多様なライフスタイルに合わせた働き方の整備は優秀な職員の確保にもつながると思う」と話していました。