全国一斉「パワハラ・過労死110番」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191207/k10012205971000.html
NHK News 2019年12月7日 11時46分
パワハラや長時間労働などの悩みに弁護士が答える無料の電話相談が7日、全国一斉に行われています。
「パワハラ・過労死110番」は過労死の問題に取り組む弁護士グループが、全国17の都道府県で一斉に行っていて、東京の事務所では午前10時に受付が始まり、電話が相次いでいます。
このうち、金融機関の事務職として働いていた女性の家族からは、女性がパワハラに悩んで病気になり、自殺してしまったという相談が寄せられ、弁護士が労災申請などについてアドバイスしていました。
職場でのパワハラをめぐっては、防止対策を企業に初めて義務づける法律が来年施行されるのを前に、厚生労働省がパワハラにあたる事例を具体的に示した指針案を年内に策定することにしています。
相談にあたっている川人博弁護士は「残念ながら過労死はあとをあたず、最近では、パワハラに関する相談が多く寄せられています。何より大事なのは、病気になったり、命を落としたりすることを防ぐことなので、今苦しんでいる人がいたらまずは相談してほしい」と話していました。
電話相談の受付は一部の地域を除いて7日午後3時までで番号は、東京が0120ー136ー888、大阪が06−6364−7272です。