就職氷河期世代 限定 神戸で就職相談会
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NHK News 2019年12月12日 17時14分
いわゆる「就職氷河期」世代の正規雇用での就職を後押ししようと、神戸市のハローワークが全国で初めて、この世代に限定した求人を出す企業を集めた就職相談会を開きました。
「就職氷河期」世代は、バブル崩壊後、新卒での就職が特に厳しかった時期に社会に出た、30代半ばから40代半ばの世代です。兵庫労働局は正規雇用での就職の支援を強化していて、12日は神戸市内のハローワークで、この世代に限定した求人を出す企業を集めた就職相談会を全国で初めて開きました。
相談会にはこの世代のおよそ20人が集まり、初めに参加した4つの企業の担当者が業務内容をPRしました。その後、個別のブースに分かれて相談や面接が行われ、参加者は詳しい仕事の内容や待遇を聞いたり、職歴や志望動機などを伝えたりしていました。
参加した40歳の男性は「新卒で入社した会社を辞めた後、いくつかの会社を転々としてきました。企業がどのような人材を求めているのかよく分かり、働く意欲が高まりました」と話していました。
ハローワーク神戸の細谷崇職業相談部長は「さまざまな職業への理解を深めてほしいと相談会を開きました。一人一人に寄り添いながら支援を続けていきたい」と話していました。