4割超の工事現場で法令違反 (12/15)

4割超の工事現場で法令違反
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20191215/7000016239.html
NHK News 2019/12月15日 12時27分

北海道労働局がことし10月に工事の現場を調べたところ、46%の現場で、足場に手すりが設けられていないなどの法令違反が見つかりました。

北海道の建設業の労働災害は、雪が多くなる前に工事が集中する10月から12月に増える傾向で、北海道労働局はことし10月、道内の230の工事現場を調査しました。
その結果、全体の46.1%にあたる106の現場で、あわせて184件の労働安全衛生法違反が認められ、労働基準監督署が是正を指導しました。
内訳は、工事の下請け会社に適切な指導をしていなかった違反が56件、転落を防ぐ措置を十分とっていない違反が42件、建設機械を使用する際の作業計画が不十分だった違反が14件、などとなっています。
また違反があった106の現場のうち15か所では足場に手すりが設けられず墜落の危険性が高い設備があるなどとして、設備の使用や作業の停止を命じました。
北海道労働局は「建設工事の現場では事故などが起きると人が死亡したり、障害が残ったり可能性が高い。北海道は建設業に従事する人も多いので指導を徹底したい」と話しています。 

この記事を書いた人