技能実習生に違法残業で書類送検 岡山 (1/8)

技能実習生に違法残業で書類送検 岡山
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20200108/4020004435.html
NHK News 01月08日 15時10分

井原市にある縫製会社の社長らが、中国人とベトナム人の技能実習生に違法な時間外労働をさせたうえ、残業代の一部を支払わなかったなどとして、労働基準法違反の疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは、井原市東江原町で紳士服などの縫製加工を行っていた、株式会社の「ファイブワン」と「ウニート」、それに2つの会社を経営する32歳の社長と64歳の労務担当者です。
笠岡労働基準監督署によりますと社長らは、2つの会社で働いていた中国人とベトナム人の技能実習生あわせて19人に対して、平成29年からおととしにかけて労使協定の限度を上回る違法な時間外労働をさせたうえ、去年3月までの残業代の一部、あわせておよそ350万円を給料日に支払わず、さらに労働基準監督署の調査に対して、虚偽の記載をした賃金台帳とタイムカードを提出したとして、労働基準法違反の疑いがもたれています。
2つの会社では労使協定で時間外労働は、1か月40時間から45時間までとしていましたが、実習生はいずれも過労死の認定基準とされる1か月100時間を超える残業をさせられていたということです。
労働基準監督署は、社長らの認否を明らかにしておらず、会社は去年10月から業務を停止しているということです。 

この記事を書いた人