両親が「会社に娘死なせた責任」 ワタミ自殺訴訟で口頭弁論

2014/02/17 【共同通信】

 居酒屋チェーンを経営する「ワタミフードサービス」の正社員だった女性が過重労働のため自殺したのは会社側が安全配慮義務を怠ったためとして、両親が同社と親会社「ワタミ」の元社長、渡辺美樹参院議員らに約1億5千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が17日、東京地裁であり、両親が「ワタミには娘を死に至らしめた責任がある」と意見陳述した。

 女性は森美菜さん=当時(26)=で、12年2月に過労自殺による労災と認定された。法廷で父豪さん(65)は「娘は心身の制御ができなくなるほど疲労困憊した状態だった。ワタミ側の説明で原因が明らかになることはなかった」と主張。

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