時事ドットコム 2013/06/14
過労死に関して弁護士や医師らが電話で相談を受ける「過労死・過労自殺110番」が15日、全国27都道府県で一斉に行われる。開始から今年で25年を迎え、過労死防止へ立法化を求める動きも広がっている。
電話相談は15日午前10時から午後3時まで。各地の相談先は、過労死110番全国ネットワークのホームページに掲載されている。
過労死110番は1988年に開始。活動を続けてきた川人博弁護士は「過労死とは何かと、周囲に戸惑われた」と振り返る。当時企業では「シェア拡大のための競争」で長時間労働が増え、脳卒中や心筋梗塞で亡くなったケースの相談が多かった。近年は不況によって「生き残るための競争」となり、20〜30代を中心に、うつ病や自殺などの相談が多いという。