ヤマト、時間帯指定の配達を見直しへ 運転手の負担軽減

朝日DIGITAL  2017年2月28日21時18分 http://digital.asahi.com/articles/ASK2X6RT6K2XULFA021.html  
 
 宅配便最大手のヤマト運輸は、ドライバーの労働環境の改善に向けて、時間帯指定の配達を見直す方針を固めた。今春闘の労使交渉で組合側に提案する。

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 ヤマトは、荷物の受け取りを指定できる時間帯として、午前中▽正午〜午後2時▽午後2〜4時▽午後4〜6時▽午後6〜8時▽午後8〜9時の六つを用意している。配達が特定の時間帯に集中すると、ドライバーの負担は重くなるため、指定が比較的少ない正午〜午後2時と、時間帯の幅が短く多忙になりがちな午後8〜9時の二つの時間帯の指定をとりやめ、正午〜午後4時のように時間帯の幅を広げることを検討している。ドライバーの負担軽減につなげる狙いだ。

 インターネット通販の普及で、宅配便の荷物量は急増。組合側は今春闘で、荷物の取扱量の抑制を要求しており、再配達の有料化など、より抜本的な対策が求められる可能性もある。

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