段差解消、作業にゆとり 高齢労働者の安全労働指針 (3/17)

段差解消、作業にゆとり 高齢労働者の安全労働指針
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56876400X10C20A3CR0000/
日経新聞 2020/3/17 10:36

厚生労働省は17日までに、高齢労働者の労働災害が相次いでいるとして、安全で働きやすい職場づくりに向けた指針を公表した。「エイジフレンドリーガイドライン」と名付け、段差の解消などのハード面に加え、ゆとりある作業スピードといったソフト面の配慮の必要性も指摘している。

指針では、事業者に健康診断や体力チェックを通じて高齢労働者の健康状況を把握することや、写真や映像など文字以外も活用した安全衛生教育を行うことを提案。労働者にも運動など体力維持への取り組みを求めた。

同省によると、労災による死傷者数のうち、60歳以上の占める割合は、2018年で約26%に上った。労働者千人当たりの件数も、65〜69歳は25〜29歳と比べ男性で2.0倍、女性で4.9倍と高い。

〔共同〕 

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