2022年2月25日(金)18時45分から、大阪グリーン会館 2階ホール(大阪市北区天神橋1丁目13番15号)において、大阪市は大阪市労組に対し、不当労働行為を謝罪し、謝罪文を手交しました。
総務課長から誓約書を受け取った井脇委員長は「ここに来るまで何年かかったか。市長から(今後繰り返さない、とする)今の言葉を聞きたかった」と震える声で話しました。さらに一段大きな声で「これは第一歩。市を良くするため、大阪を救うため、正常な労使関係で真摯に団交が開かれるよう望む」と訴えました。
松井市長のコメントはなく、総務課長は「命令を真摯に受け止め、丁寧に団交を行いたい」と繰り返すだけでした。
大阪市は、大阪市労組の団体交渉申し入れに対し、交渉に応じなかったため、大阪市労組が大阪府労働委員会に救済を申し立て、大阪府労働委員会は救済命令を発しました。これに対して、大阪市は大阪地裁に命令の取り消し訴訟を行いましたが、大阪地裁、大阪高裁ともに取り消し請求を棄却しました。
団体交渉は、労使関係の根本です。これに応じなかった大阪市に対して、大阪府労働委員会、大阪地裁、大阪高裁は「謝罪文の手交」の判断をしました。