連合が、審議前に時給50円引き上げを要求!?

7月11日、東京で開かれた最低賃金シンポジウム(連合主催)で、高木剛会長は、今年の地域別最低賃金の改定審議について「時給50円くらいは全国で上げられないかと思っている。最賃の大幅アップは社会的な要請だ。相手のあることではあるが、審議会の委員にはがんばってもらいたい」と述べた。昨年も50円要求で、結果が14円だったことに触れても、「今年もまた14円か、とならないようにがんばりたい」と語りました。ひどい発言です。大阪の最低賃金審議会も8月1日予定で本格的に審議入りする前に、なんとも「超控えめな」な要求です。大阪労連は必要生計費(強いストレスを感じない生計費)として時間額1237円を試算しています。改正最低賃金法9条3項で、示された「生活保護との整合性」での試算でも973円です。闘う前から、手を明らかにしたのでは勝負になりません。全労連、大阪労連推薦の審議委員を排除し続けている所以でしょうか。大阪労連はハンガーストライキを審議総会日に決行する予定です。(服部信一郎)

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