大阪市廃止構想(都構想)を考える討論集会 (2/27)

大阪市廃止構想(大阪都構想)
その本質を探る討論集会

 昨年末に大阪市を廃止するための「協定書・ 制度案」が「法定協議会」で維新・公明によって可決承認されました。これにより、今年9月ごろには「協定書」(大阪市を廃止し、4つの特別区に分割する設計図)を府議会、大阪市会で議決し、11月には再度の「住民投票」が実施されることが確定的となりました。
前回(2015年)に否決された「構想」が再び登場です。

 疑問・難問・落し穴が満載です!(例えば)

※ 大阪都と言いますが、「都」にはならず、大阪市を廃止して「大阪府○○○区(特別区)」とするのです。
※ 大阪を副首都にすると言っていますが、副首都なんて法律も定義もありません。
※ 前回否決された「構想」よりバージョンアップしたと言いますが、前回の5分割から今回4分割にしただけで、何がバージョンアップしたのでしょか?。(「リンゴ」を4つに切ろうが5つに切ろうが味は同じです)
※ 東京都のようにと言いますが、東京は「特別区」が7割の人口、大阪市は大阪府の3割、条件が違います。
※ 大阪市は「政令指定都市」です。廃止すれば政令指定都市の各種権限を失います。
※ 現在の国からの地方交付税は、大阪市がなくなれば「大阪府」に入りますね。全額特別区にこないです。
※ 大阪市を無くして、大阪府に吸収すれば、新たな財源が生まれるのでしょうか。大阪市の税収の21%相当(2千億円程)が大阪府に吸い上げられるだけだと思うのですが。大阪市民は「悲劇」です。
※ 公明党の要望で特別区に年間37億円を10年間増額配分と言いますが、大阪市から吸い上げる2千億円の特別区への配分問題の一部です。全体像が不明な中で何の意味があるのでしょうか。
※ 前回の「構想」は、5つの特別区庁舎をつくる案でしたが、今回は現大阪市役所を各特別区の合同庁舎とするとしています。なんのために大阪市をなくすのでしょう。かえって職員の増員が必要となります。
※ 真の目的は、大阪市の持つ財源を「万博・カジノ・IR」を初め大型開発へ投資するためではないでしょうか。
住民投票で決まったら元には戻れません。皆様、ともに考え、ともに議論しましょう!


 大阪市廃止構想(都構想)を考える討論集会
日時 2月27日(木)18時30分 〜 20時30分
会場 エルおおさか南館10階1023号室(地下鉄・京阪「天満橋駅」5分)
講演・問題提起 「大阪都構想」の本質を探る」 奈良女子大学教授中山徹さん

会場質疑討論も行います。
資料代 : 500円
主催 : どないする大阪の未来ネット
連絡先大阪市北区天満1-6-8 六甲天満ビル2階電話 06-6355-3101
メール donaisuruosaka@gmail.com
共催 : 大阪を知り・考える市民の会メール osakacitizen1000@gmail.com 


 

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