NPO就職希望の若者増加 説明会に500人 社会貢献へ意識高まる

2013/03/12 SankeiBiz

「NPOキャリアフォーラム東京2013」でNPOスタッフの説明を聞く学生ら=2月24日、東京都千代田区の法政大市ケ谷キャンパス【写真省略】

 多彩な活動で存在感を増す民間非営利団体(NPO)への就職を希望する人たちが増えている。2月下旬に東京都千代田区の法政大市ケ谷キャンパスで開かれた合同説明会「NPOキャリアフォーラム東京2013」には就職や転職を考える多くの学生や社会人らが集まった。

 参加者は昨年の約350人から今回は約500人に増えた。主催する「NPOサポートセンター」理事長の山岸秀雄・法政大教授は「特に東日本大震災以降、NPOの活動が注目され、仕事に社会貢献を求める若者が多くなっている。NPO側もいい人材を求めており、希望や条件を合わせる必要が高まっている」と話す。

 国際協力や環境、福祉、教育などの分野から26のNPOが出展、活動内容を紹介し、質問にも答えた。NPOに興味はあるが、よく分からないという人向けのセミナーが開かれ、現役のNPOスタッフと語り合うテーブルも設けられた。

 参加者からは「活動を詳しく知ることで、NPOで働きたいという気持ちが強まった」「ぜひ働きたいと思う団体を見つけた」「希望者が増えているのだから、説明会の規模をもっと拡大してほしい」といった感想や希望があった。

 

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