「たかの友梨」に労基法順守の要望書 対策ユニオン

朝日デジタル 2014年9月6日

 「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する「不二ビューティ」(東京)の従業員が、長時間労働や残業代の未払いなど労働環境の改善を求めている問題で、従業員が入るブラック企業対策ユニオンは5日、労働基準法の順守などを求める公開要望書を同社に提出した。

 この日は、ユニオンの組合員ら8人が、ネット上で集まった1万3千人超の署名と要望書を持って会社を訪れた。会社側は「担当者は不在」として押し問答が続き、要望書は警備員に渡すにとどまった。回答期限は11日。回答がなくても、労働基準監督署などを通じて是正させる考えだ。

 この問題をめぐっては、高野友梨社長(66)が、組合活動をしている従業員に対し、「労働基準法にぴったりそろったら、(会社は)絶対成り立たない」などと発言した録音テープの存在が8月末に明らかになった。

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