桐蔭横浜大学(横浜市青葉区)から不当な解雇処分を受けたとして、同大の元教授ら2人が27日、同大を運営する学校法人桐蔭学園に対して地位保全や賃金支払いを求める仮処分を横浜地裁に申し立てた。
2人は、同大スポーツ健康政策学部の元学部長(53)と元学科長(52)。同学園は、3月13日付で2人に解雇通知書を出した。それによると、解雇事由を「大学の運営を阻害する言動などを繰り返し、保護者や学生を巻き込み大学の名誉を傷つけた」としている。
元学部長側は「事情聴取や事実確認が行われておらず、通知書でも解雇理由が明らかにされていない」と主張している。
同学園は「申し立ての内容を見ていないのでコメントできないが、解雇には正当な事由がある」とした。
元学部長らは学園から不当な懲戒処分と受けたとして、処分無効を求め、3月に横浜地裁に提訴している。