猛暑で来客減少…「街角景気」5か月連続の低下

2013年9月9日 読売新聞

 内閣府が9日発表した8月の景気ウオッチャー調査によると、タクシー運転手や小売店主などに聞いた「街角景気」の現状を3か月前と比べた判断指数(DI)は前月より1・1ポイント低い51・2となり、5か月連続で低下した。

 8月の気温が全国的に高かったことから、「猛暑の影響で昼から夕方にかけての来客数がかなり減少している」(東海地方のスーパー)といった指摘が目に付いた。

 ただ、横ばいを示す「50」を7か月連続で上回っていることから、内閣府は景気ウオッチャーの見方を「景気は、緩やかに持ち直している」と据え置いた。

 2〜3か月先の先行き判断指数も、2・4ポイント低い51・2となり、2か月ぶりに低下した。電気代の値上がりや、消費税率引き上げによる消費者マインドの悪化を懸念する声が上がった。

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