就活、大学4年の直前から 経団連指針案、拘束はせず

朝日新聞 2013/9/8

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 【山口博敬】安倍政権の要請を受けて、大学生の就職活動の「後ろ倒し」を検討してきた経団連の新たな指針の最終案が、明らかになった。就職戦線の時期を現在より3〜4カ月遅らせるが、加盟企業への「呼びかけ」にとどめる。拘束力を持たせないことで、企業側の足並みがそろわない可能性も出てきた。

 9日の会長・副会長会議で決定し、公表する。いまは大学3年生の12月に会社説明会が解禁され、就職戦線が事実上スタートしているが、これを4年生になる直前の3月に遅らせる。

 また、4年生の4月に解禁される面接などの選考開始の時期も、8月に後ろ倒しする。2016年4月に入社する現在の大学2年生から適用する予定だ(後略)。

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