北海道新聞 2013年9月10日
セクハラやマタニティー・ハラスメント(妊娠中の女性に対する嫌がらせ)を受けたとして、札幌市内の病院に勤務する40代女性=休職中=が病院を経営する医療法人などを相手取り、1100万円の慰謝料を求める訴訟を札幌地裁に起こした。第1回口頭弁論が9日、同地裁(榎本光宏裁判官)であり、医療法人側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、医療法人の実質的な経営者が2011年2月から30回近く、食事や買い物に同行するよう女性に強要。同年10月に女性がこれを断ると、過重労働を強いられるなど嫌がらせを受けるようになったとしている。
医療法人側は「弁護士に一任しており、コメントは差し控える」としている。