時事ドットコム 2013/9/13
トヨタ自動車グループの労働組合が加盟する全トヨタ労働組合連合会(312組合)は13日、福島県郡山市で定期大会を開いた。東正元会長はあいさつで、「過去4年間、リーマン・ショックや東日本大震災、長期の円高などの難局を組合員の努力で乗り切ってきた。今後も努力を続ける活力を生み出すためにしっかり議論したい」と述べ、2014年春闘での給与アップに向けた取り組みに意欲を示した。
全トヨタ労連は厳しい経営環境に配慮し、13年春闘まで4年連続でベースアップ(ベア)の統一要求を見送ってきた。東会長は定期大会前の記者会見で「賃金を決める上での経営環境は昨年と比べ間違いなく好転している。為替変動に対するトヨタの対応力も改善された。そういう前提で(ベア要求の是非を)議論していく」と強調した。