共同通信 2014年7月11日
神奈川県鎌倉市の資生堂工場で請負社員として勤務し、解雇されるなどした30〜50代の女性7人が、資生堂と請負元「アンフィニ」(茨城県つくばみらい市)に雇用継続などを求めた訴訟の判決で、横浜地裁(阿部正幸裁判長)は10日、原告側が主張していた「偽装請負」を否定し、資生堂への請求を棄却した。
その上で、アンフィニに対しては解雇を無効とし、雇用していれば支給していたはずの賃金の支払いを命じた。
原告側は「実質は資生堂の正社員として雇用されていたのに、資生堂は自らの手を汚さずに自由に解雇できるようアンフィニとの請負契約を偽装した」と主張していた。