退職拒否で異動「無効」 フジクラ労働審判で東京地裁

http://www.asahi.com/articles/ASH475TS8H47ULFA02V.html
朝日デジタル 2015年4月7日
 
 希望退職への応募を断ったら異動させられたなどとして、電線・ケーブル大手のフジクラ(東京都江東区)グループの50代技術職の2人が、配転命令の無効などを求める労働審判を申し立て、東京地裁が3月2日に命令は無効と判断していたことがわかった。

 申立書によると、フジクラは2013年、業績不振から100人規模の早期退職の実施を発表。2人は繰り返し応募を迫られ、拒み続けたところ、新設部署に異動させられ、自らの出向先を見つけるよう求められた。その後、子会社への出向も命じられた。

 フジクラは異議を申し立てたため、裁判に移行する。フジクラは朝日新聞の取材に「詳細は差し控えたい」としている。

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