朝日DIGITAL 2016年12月22日
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安倍晋三首相と、労働組合の中央組織・連合の神津(こうづ)里季生(りきお)会長が22日、首相官邸で会談した。第2次安倍政権の発足以来、首相と連合会長が個別に会談するのは初めて。神津氏によると、連合の取り組みや政策への要望などについて説明したという。
かつての自民党政権下では、連合会長が予算編成や政策について要請するため首相と定期的に会談する「政労会見」があったが、第2次安倍政権では開かれていない。今回の会談は、民進党の最大の支持団体である連合からの要請で開かれた。
連合は「政労会見」の復活を安倍政権に要請しており、神津氏は会談後、記者団に対し、「そこに向けたステップの一つだと思って、お会いをさせていただいた」と述べた。
次期衆院選についてのやりとりはなかったという。野党共闘をめぐって民進党との関係がぎくしゃくしているが、首相との会談が民進党との関係に影響を与えることはないとの見方も示した。(贄川俊)