給与総額、2カ月連続減少=パート労働者の比率増で−厚労省

時事ドットコム 2013/10/01

 厚生労働省が1日発表した8月の毎月勤労統計(速報値、従業員5人以上の事業所)によると、基本給や残業代、賞与などを合わせた「現金給与総額」の平均は前年同月比0.6%減の27万1913円となり、2カ月連続で減少した。労働者全体に占めるパートタイム労働者の比率が高まり、給与総額の平均を押し下げる格好となった。

 給与総額の内訳では、賃金などの「所定内給与」が0.4%減の24万1131円で、15カ月連続で減少。残業代などの「所定外給与」は3.1%増の1万8790円、賞与など「特別に支払われた給与」は9.4%減の1万1992円だった。

 就業形態別の給与総額は、一般労働者が0.1%減の34万4725円、パート労働者は0.6%減の9万6285円。

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