3年超の派遣継続で厚労省案判明 労組反対なら企業再検討

2014/01/17 【共同通信】

 労働者派遣法の見直しをめぐり、厚生労働省が労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の部会に提示する報告書案が16日、明らかになった。3年ごとに労働者を入れ替えれば同じ職場で派遣を使い続けられる案をあらためて示した上で、労働組合の主張に配慮し、労組が反対した場合は「企業は対応方針を検討し、労組に説明する」と再検討を義務付ける規定を新たに盛り込んだ。

 今回の見直しでは、企業が一つの業務に派遣労働者を使用できる期間を最長3年に制限する現行ルールを撤廃し、人を入れ替えれば派遣を使い続けられるようにするのがポイント。

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