http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-15/2015121505_02_1.html
しんぶん赤旗 2015年12月15日
最低賃金を時給1500円にするよう求めるデモ行進が、13日、東京都新宿区で行われました。主催したのは、学生や若者のグループ「AEQUITAS」(エキタス、ラテン語で「正義」「公正」の意味)で、雨のなか500人が参加しました。
数字の「1500」をかたどった大型バルーンやプラカードを手に、先頭のサウンドカーから流れるロック音楽やラップ調のリズムに乗せて「最低賃金1500円、上げろ」「中小企業に税金使え」「消費増税絶対反対」「マネー・フォー・ライフ、ノット・フォー・ウォー(税金は生活のために使い、戦争に使うな)」とコールしました。
エキタスメンバーの原田仁希さん(26)は、「最低賃金引き上げと、中小企業支援を要求する。安倍政権は、やっと最賃引き上げを打ち出したが、全国平均を1000円にするのに8年もかけるというのでは遅すぎる。参院選では最賃も争点にしよう」と強調しました。
23歳の女性はサウンドカーから「父は歯科技工士だけど、虫歯を治す時間もお金もなくて、歯がない。私は大学に行ったのに、バイト漬けで授業中は寝ていた。就職しても手取り14万円では子どもなんて育てられない。誰もが当たり前に生きられる社会にしましょうよ」と訴えました。
男子高校生(17歳、2年生)は、「ぼくが声を上げることで、もっと苦しんでいる人たちも声をあげやすい社会にしたい」と語りました。