国家公務員のパワハラ相談、過去最高、人事院発表 (6/14)

国家公務員のパワハラ相談、過去最高、人事院発表

□国家公務員のパワハラ相談 前年度より40%余増https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190614/k10011952591000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001

NHKニュース 2019年6月14日 15時49分
 
昨年度、国家公務員から人事院に寄せられた職場でのパワハラに関する相談が、前の年度から40%余り増えて366件に上ったことが明らかになりました。
 
人事院は、全国の国家公務員から職場でのさまざまな問題の相談を受ける制度を設けていて、相談員が、メールや面談などで対応しています。
 
人事院が、14日、国会と内閣に報告した年次報告書によりますと、昨年度(平成30年度)に寄せられた相談は、1443件と、前の年度より332件増えて、これまでで最も多くなりました。
 
相談内容をみますと、パワハラに関する相談が366件と全体のおよそ25%を占めて最も多く、前の年度より105件、率にして40%増えました。
 
またいじめや嫌がらせの相談が121件、セクハラに関するものが54件に上りました。
 
一方、働き方の多様化を背景にして、育児中の職員などからの勤務時間や休暇に関する相談は308件と、前の年度より85件増えました。
 
人事院は「パワハラに対する関心が高まり、これまで我慢していた職員が相談していると見られる」と話していて、職場でのハラスメントの防止を進めるため管理職の研修を強化することにしています。
 
□国家公務員、職場の悩み相談最多 18年度、パワハラがトップ
東京新聞 2019年6月14日 16時02分
 
 中央省庁などで働く国家公務員が2018年度、人事院に寄せた職場の悩み相談は前年度比332件増の1443件で、統計を始めた1951年度以降最多となったことが分かった。14日公表の年次報告書(公務員白書)に掲載された。相談内容はパワハラが25・4%を占めトップだった。
 
 人事院はハラスメントという言葉の認知度が高まり問題意識が浸透してきたのが増加要因と分析。国家公務員を巡っては近年、景気回復を背景に志望者が減っており職場環境の改善が急がれそうだ。
 
 パワハラ関連では、部下を長時間にわたり立たせたまま大声で叱責する上司の影響で、職員が体調を崩す事例があったとした。
 
(共同)
 
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