職場での障害者虐待、通報が過去最多 年900人が被害
https://www.asahi.com/articles/ASM8X5DSBM8XULFA019.html?iref=pc_ss_date
朝日新聞デジタル 吉田貴司 2019年8月28日21時34分
〔写真・図版〕職場での障害者虐待についての取りまとめについて会見する厚労省の担当者=東京・霞が関の厚生労働省
働く障害者が雇い主や上司などから虐待を受けたとの届け出や通報のあった事業所は、2018年度に前年度比11・7%増の1656カ所だった。厚生労働省が障害者本人からの届け出や同僚などの第三者による通報などをまとめ、28日発表した。比較できる13年度以降で最も多かった。
届け出や通報のうち、実際に虐待ありと各都道府県の労働局が認めた事業所は、同9・4%減の541カ所。虐待を受けた障害者は同31・2%減の900人だった。認定された虐待の内訳(複数回答)をみると、最低賃金未満で働かせるなどの経済的虐待が791人で最多。次いで心理的虐待92人、体をたたかれるなど身体的虐待42人と続いた。(吉田貴司)