五輪の建設現場「死者ゼロできたはず」 国際労組が懸念 (10/9)

五輪の建設現場「死者ゼロできたはず」 国際労組が懸念
https://www.asahi.com/articles/ASMB35DZGMB3UTIL01X.html
朝日新聞デジタル 平山亜理、山本亮介 2019年10月9日13時00分

〔写真・図版〕東京五輪関連施設の建設が進む中、作業員の上空には重さ数トンのパネルコンクリートが危険な状態でつるされていた(提供動画から)

 2020年東京五輪・パラリンピックの会場建設をめぐり、労働環境の改善を求める労働組合の国際組織「国際建設林業労働組合連盟」(BWI、本部ジュネーブ)が今月、東京都内で大会組織委員会や都、日本スポーツ振興センター(JSC)の担当者と会談した。BWI側は、建設現場への共同での立ち入り調査を求めた。

 来日したのは、BWIのアンベット・ユソン書記長や担当者ら。会談後に取材に応じたユソン氏によると、会場の完成間近は特に事故が多いといい、共同調査の提案への回答を10月末までに求めた。過去の五輪やサッカー・ワールドカップの建設現場では調査後に労災事故が減ったという。

 ユソン氏は「組織委などは競技 

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