ウーバーイーツの労働組合、報酬下げの説明要求 (12/5)

ウーバーイーツの労働組合、報酬下げの説明要求
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52984590V01C19A2HE6A00/
2019/12/5 13:25 日経新聞

〔写真〕ウーバーのオフィスが入居するビル前でプラカードを掲げる配達員(5日午前、東京・渋谷)

ウーバーイーツの配達員らがつくる労働組合「ウーバーイーツユニオン」は5日午前、米ウーバー・テクノロジーズの日本法人(東京・渋谷)を訪れ、団体交渉を求める申し入れ書を手渡した。ウーバー側が一部地域で報酬体系を見直しており「一方的な切り下げ」として説明を求めている。

ウーバーイーツは11月29日、東京地区で報酬の体系を見直した。配達員の報酬は、配送距離に応じた収入などで構成されている。ウーバー側はこうした収入の単価を引き下げた。例えば、1キロメートルあたりの単価は150円から60円になった。

ウーバーイーツユニオンに参加する6人が団交を求めたが、この日はオフィスへの立ち入りを断られた。

執行委員長の前葉富雄氏は「弁護士とも相談し、法的に応じてもらえるよう活動していく」と話した。午後には会見を開く予定だ。

ウーバー側は、天引きされる手数料も35%から10%に引き下げたとして「配達パートナーの皆さまの収入に影響を与えることは想定していない」と説明している。

ユニオンはこれまでも補償制度の説明などを求め、団体交渉を申し入れていた。ウーバー側から「労働組合法の上では『雇用する労働者』に該当しない」として、拒否されていた。
 

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