フリーランス選択できる環境整備など中間報告 未来投資会議
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NHK News 2019年12月19日 13時56分
新たな成長戦略の策定に向けて、政府の未来投資会議は中間報告を取りまとめ、新たな分野への投資を促すため企業連携のガイドラインを策定することや、多様な働き方の1つとしてフリーランスを選択できる環境整備の検討などを盛り込んでいます。
総理大臣官邸で開かれた未来投資会議では、来年夏の新たな成長戦略の策定に向けた中間報告が示されました。
それによりますと、新たな分野への投資を促すため大企業とスタートアップ企業が共同で研究開発を行う際のガイドラインを策定するとしています。
またインターネット技術の進展で働き方が多様化していることを踏まえ、フリーランスを選択できる環境を整える必要があるとして、実態を把握したうえで労働法制上の保護や規制の在り方などを検討するとしています。
このほか高齢ドライバーの事故防止策として、自動ブレーキなどを備えた車に限定した免許制度の創設を検討し今年度中に結論を得ることや、金融とITの融合を受けて、1度に100万円を超える送金サービスを銀行以外の事業者にも認めるための法改正を行うことなども盛り込まれています。
安倍総理大臣は「企業の現預金を活用してベンチャー企業への資金の供給を拡大する。来年夏の新たな成長戦略実行計画の策定に向けて、与党の意見を聞きつつさらに検討を深めていく」と述べ、検討を本格化させるよう関係閣僚に指示しました。
西村経済再生相「フリーランスの実態把握を」
西村経済再生担当大臣は会議のあとの記者会見で「フリーランスと呼ばれる新しい働き方が広がってきているが、労働政策上の保護などについて各省庁でバラバラに議論が行われている。多様な働き方を広げていく面もあるので、まずは実態を把握しどういう形で進めていくか考えていきたい」と述べました。