去年11月の給与総額 速報値28万4000円 3か月ぶりマイナス
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200108/k10012238361000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_002
NHK News 2020年1月8日 8時54分
去年11月の給与総額の平均は速報値で28万4000円余りと、前の年の同じ月を0.2%下回り、3か月ぶりにマイナスとなりました。
厚生労働省が全国3万余りの事業所を対象に行った「毎月勤労統計調査」の速報値によりますと、去年11月の基本給や残業代などを合わせた働く人1人当たりの給与総額は、平均で28万4652円でした。
これは前の年の同じ月を0.2%下回り、3か月ぶりにマイナスとなりました。また、パートタイムで働く人の割合は前の年の同じ月より0.31ポイント上昇し、31.53%となりました。
物価の変動分を反映した実質賃金は、去年の同じ月を0.9%下回り、2か月連続でマイナスとなりました。
厚生労働省は「人手不足が続く中、比較的給与の低いパートタイムで働く人の割合が上昇したことなどから、全体の給与総額が減少した。フルタイムで働く人の残業代も減少傾向が続いているため、動向を注視したい」としています。