職員の149時間残業把握せず 北海道標津町、昨年7月自殺 (1/8)

職員の149時間残業把握せず 北海道標津町、昨年7月自殺
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2020/1/8 20:05 (JST)1/8 20:15 (JST)updated ©一般社団法人共同通信社

自殺した鈴木雄大さんの遺影を手にする、母親の龍子さん=7日、北海道釧路市
北海道標津町で昨年7月に自殺した男性職員=当時(24)=について町側の弁護士が、直近1カ月の約149時間の時間外労働に伴う睡眠障害などが原因とする調査報告書をまとめたことが8日、分かった。町が把握していた労働時間と懸け離れており、問題だとして報告書は改善を求めた。専門家は「地方自治体は労務管理が旧態依然で対策が急務」と指摘する。

 報告書などによると自殺したのは商工観光課の鈴木雄大さんで、修学旅行の受け入れ業務などを担当。昨年7月23日、上司に「病院に行く」と報告後、連絡がつかなくなった。24日、町内の橋の下で鈴木さんの遺体が見つかった。 

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