業務委託と称し労働者を二重派遣〜東京都中央区のIT業者に事業改善命令 (1/17)

業務委託と称し労働者を二重派遣〜東京都中央区のIT業者に事業改善命令
https://www.data-max.co.jp/article/33598
2020年01月17日 10:33 data-max

 東京労働局は2019年12月26日、システム開発業務やIT人材派遣業務などを手がける(株)プロフェース・システムズ(東京都中央区、田一輝代表)に対し、労働者派遣法に基づく労働者派遣事業改善命令を下した。

 東京労働局によると、同社は2017年6月1日から2019年6月12日までの間、A社と業務委託契約を締結。労働者1名を派遣し、A社の指揮命令系統の下で業務に従事させていた。しかし、この労働者は同社が雇用する労働者ではなく、同社が別に業務委託契約を締結しているB社の従業員であることが判明。同社が違法行為である「多重派遣」を行っていたことから、今回の処分に至った。

 事業改善命令にともない、同社は労働関係法令に違反していないかの確認および是正、再発防止策の徹底、社内体制の整備を図ることなどが求められている。

【長谷川 大輔】
 

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