従業員の退職理由は上司にあり? チームの士気を上げる方法 (1/20)

従業員の退職理由は上司にあり? チームの士気を上げる方法
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200120-00031854-forbes-bus_all&p=1
2020/01/20(月) 9:00配信Forbes JAPAN

従業員の退職理由は上司にあり? チームの士気を上げる方法

〔写真〕Monkey Business Images / Shutterstock.com

従業員は会社を去るのではなく悪い上司の元を去る、という言葉は使い古されたものに感じられるが、これは非常に頻繁に起きることだ。

管理職は遠くから見れば簡単な仕事に見えるが、実は難しいスキルだ。管理職として働いた経験がなく、前の役割で良い成績を収めたことを理由に管理職に昇進した場合は特に厳しい。専門の分野で良い成績を残せるというだけで、必ずしもそのスキルを他にスムーズに応用できるわけではない。

上司の立場にいる場合、部下が自動的にあなたの示す方向性に敬意を示し、それを聞き入れて従うと最初は信じているだろう。結局のところあなたは上司であり、部下はあなたの要求に従わなければならないからだ。しかし実際はそれほど単純ではなく、このように物事が進むことはめったにない。実際、チームから尊重や称賛、忠誠心を得るのは非常に難しいことだ。

管理職の卵の人は、自分がどのようなタイプのリーダーになりたいか(人に好かれたい、恐れられたい、尊敬されたい、全員の友達になりたいなど)について重要な決断を下さなければならない。

より良い上司になるには、うまく行かない方法が何かを理解しておくのが賢明だ。ここでは、求職者からよく聞く悪い上司についての不満を紹介する。これらは、従業員が転職活動を始めるきっかけとなるものだ。

1. 激怒する、同僚の前で部下を厳しく非難する、叫ぶ

これはよくあることだ。言葉で厳しく批判されることは屈辱的で恥ずかしく、その上司の元で働くことへの関心や熱意を奪ってしまう。また、その声が届くところにいる人全員を遠ざけてしまう。従業員は、上司の頭に血が上りやすいこと、上司が従業員に不満を遠慮なくぶつけることを認識するからだ。次に上司の犠牲になるのは自分かもしれないと常に恐怖を感じながら生きたい人はいないはずだ。

2. 常に批判や皮肉な発言、侮辱的で残酷なコメントをする

このような行動をしていれば士気が下がってしまう。上司が日常的にあなたのアイデアをけなしたり、あなたの意見を聞かなかったり、あなたの発言中にかぶせて発言したり攻撃的に振る舞ったりすれば、仕事での経験は惨めなものになるだけでなく、全体として我慢できないものになるだろう。

3. お気に入りの部下を作る

一部の管理職はお気に入りの部下を作り、最高の仕事を任せる資格が最もない人に仕事を割り当てることがある。こうした上司は従業員の強みと弱みをきちんと判断できず、経験に乏しいが気に入っている人に仕事を割り当てるため、プロジェクトに関与している人全員がとても痛々しい経験をすることになる。

4. 部下を極限まで追い詰める

米国の文化として、長時間労働や、ほぼいつでも対応可能な状態であることを求めるプレッシャーがある。上司が部下を極限まで追い詰めると、非常に不快な職場環境が作られる。

不安定な振る舞いをする
5. 不安定な振る舞いをする

一部の上司は不安定に見えるかもしれない。あるときは自分が好かれているように感じたのに、次の瞬間には上司がちょっとした害のないことに怒鳴り出すかもしれない。あなたが良い結果を出した場合、上司はそれを自分の手柄とし、自分に都合よく行かない場合はあなたのせいにすることもある。

一方、より良い上司になるためすべきことは次のようなものだ。

チームがあなたの意思を理解できるよう、チームに自分の管理スタイルを共有する。押し付けがましく見える上司でも、部下を高く評価し潜在能力を思う存分発揮する手助けをしたいと思っていることを説明すれば、部下の気分は改善するはずだ。

また、従業員がどのように管理されるのを望んでいるかを尋ねよう。時々軽く背中を押してもらうことが必要だと思っている人もいれば、自立して働くのを好み、マイクロマネジャーを嫌う人もいる。

チームに、目標や目的、合理的な時間枠で達成すべき基準を知らせる。全員が同じ理解を共有できるよう、1対1の会議やグループで出掛けることなどを通して戦略や行動計画を確認する必要があるかもしれない。

その人に仕事ができると信じて採用したら、成功するために必要なツールを全て提供し、相手の邪魔をしないこと。

有言実行を貫き、思ってもいないことを言わない。人は一貫性と方向性、正直なフィードバックを求めている。約束したら、それを守り結果を出す必要がある。

模範例を示して指導することが評価される。大きな声で今すぐ何かしろと命令することは誰でもできる。何が期待されているか、業務をどのように完了できるかを示す方が効果的だ。

自分に高い水準を課すこと。自分の立場を利用して個人的な電話をしたり、長い昼食休憩を取ったりしてはいけない。部下全員について前向きに話すようにし、常にチームのやる気を維持するよう努めること。チームが失敗した場合は擁護すること。

良い結果を出した人には報酬を与え、努力する人を励まし成功を祝うこと。自尊心を制御することを忘れず、チームを称賛し、上司にあなたのチームがどれほど優秀かを知らせよう。支援や援助が必要な人には門戸と心を広く開く。少し夜遅くまで残って指導やメンタリングをすることが大きな効果を発揮する。

従業員の成長を助けるために前向きで建設的なフィードバックをしても大丈夫だ。自分やチームの目標を高く設定し、懸命に努力してそのはるか上を達成する。自分が間違ったときにはそれを認め、先に進もう。誰しも間違いは犯すので、誰かのせいにしたりミスを隠したり、ミスがなかったふりをしたりしないこと。自分が人間であることを認め、自虐的なユーモアで自分自身を笑ってもよいのだ。

これが、前向きな職場環境を作る上で良いスタート地点となる。これらを実践すれば、従業員は会社に残り、貢献したいと思うようになるだろう。

Jack Kelly

 

この記事を書いた人