春闘の決起集会 マンネリ打破へ連合が新たな「試み」 (2/5)

春闘の決起集会 マンネリ打破へ連合が新たな「試み」
https://www.asahi.com/articles/ASN255W77N25ULFA013.html
朝日新聞 吉田貴司 2020年2月5日 19時00分

2020年春闘の本格化をひかえ、労働組合の中央組織・連合が3日、東京・有楽町に主要な産業別組織の幹部や組合員など約1千人を集め、毎年恒例の決起集会を開いた。それだけなら例年と変わらない光景だが、今年は「みんなの春闘」をテーマに掲げ、別会場を設けて新たな「試み」をした。
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〔写真〕春闘の総決起集会で話す神津里季生・連合会長=2020年2月3日、東京・有楽町

 連合が主催する決起集会は、全国の労働組合が経営側との交渉に突入する前のこの時期に開かれる。連合会長のあいさつで始まり、働き手の代表として主要産別組織の幹部が決意表明し、「がんばろう三唱」で締める。例年、集会の流れは大きく変わらない。

 だが、今年は有楽町会場から3キロほど離れた東京・神田駿河台の連合本部の会議室に「別会場」を設け、外国人労働者や非正規雇用者ら約50人を招待した。連合の相原康伸・事務局長の司会で、集まったブータン人労働者、LGBT当事者、ウーバーイーツ配達員、アルバイトの高校生らが職場での悩みなどを語りあう座談会をおこなった。

〔写真〕初めて2カ所の会場を中継で結んで進めた連合の春闘総決起集会=2020年2月3日、東京・有楽町

〔写真〕春闘決起集会の別会場。仕事の悩みを語り合った=2020年2月3日午後、東京都千代田区

 座談会では、「(アルバイトで… 

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